ドイツ人が薬局に抱くイメージの中に、「儲けている」ということがあるようです。バーデンヴュルテンベルク州の薬剤師連盟が行っているキャンペーンで以下のような紙が薬局ショーウィンドーに貼られていました。こんなキャンペーンが必要というのは、文頭に挙げたイメージと、また近年行われてきた医療改革の結果、薬局の経営が苦しくなっていることの二つの理由が挙げられます。
薬局価格の真実 100ユーロの医薬品(*)から受け取るのは
国(付加価値税) 15.97 法定健康保険 12.94 製薬会社 58.89 薬局 8.59 卸業者 3.61 *法定健康保険加入の患者に出される処方箋薬を対象とした数字
私たちは底にいます。フルーツと生クリームを得るのは他の人たちです。
医薬品価格の10分の1に満たない額だけが薬局の手元に残るということをご存じですか? 私たちは90%以上をよそに渡さなければいけないのです。 それなのに、私たちはサービスの主要部分を担っています。(薬の)情報を与え、相談にのり、保管し、注文し、処方箋に従って調剤し、そしていつでも患者さんたちのためにそこにいます。
あなたの薬局

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